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蕾は開き咲きほこる
第7章 気づかされる想い
準備もあるからと1時間後に会うことに決め、急いで出かける準備をして課長が来るのを待った。
「急にお誘いして申し訳ない」
「いえ、私は大丈夫なので気にしないでください。それより課長の方が疲れてますよね。本当に大丈夫ですか?」
電話の声で分かっていた事なのに、直接会ってみれば疲労困憊しているのが分かる。
「私は大丈夫ですよ。ただ色々と考えて眠れなかっただけですから」
それが大丈夫じゃないと言いたいところだけど、課長の事だから最後まで大丈夫だと言い張ると思い、その件に関しては口を噤んだ。
「それで、私につきあってほしい場所ってどこですか?」
「用件をまだ伝えてませんでしたね。――今から桜子さんの家に行くので必要な荷物をまとめて欲しいんです。流石に下着類を私が触るわけにもいかないですから」
ここで桜子さんの名前が出てくるは思わなかった。
それに下着とか荷物をまとめてとか言われ昨日の電話を思い出すと、桜子さんに何かがあったのだと固唾を飲んだ。
「急にお誘いして申し訳ない」
「いえ、私は大丈夫なので気にしないでください。それより課長の方が疲れてますよね。本当に大丈夫ですか?」
電話の声で分かっていた事なのに、直接会ってみれば疲労困憊しているのが分かる。
「私は大丈夫ですよ。ただ色々と考えて眠れなかっただけですから」
それが大丈夫じゃないと言いたいところだけど、課長の事だから最後まで大丈夫だと言い張ると思い、その件に関しては口を噤んだ。
「それで、私につきあってほしい場所ってどこですか?」
「用件をまだ伝えてませんでしたね。――今から桜子さんの家に行くので必要な荷物をまとめて欲しいんです。流石に下着類を私が触るわけにもいかないですから」
ここで桜子さんの名前が出てくるは思わなかった。
それに下着とか荷物をまとめてとか言われ昨日の電話を思い出すと、桜子さんに何かがあったのだと固唾を飲んだ。