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蕾は開き咲きほこる
第8章 冬空の下で

「えっ?何、何?聞こえなかったわ、もう一度言ってちょうだい。も・う・一・回」

課長の言葉はきちんと聞こえていたはずなのに、桜子さんはニヤニヤしながら嬉しそうに聞いた。
課長も桜子さんの魂胆が分かってるのか、一度大きなため息をついて観念したかのように口を開いた。

「誰も坂上さんとデートをすることが嫌だとは思っていませんよ」

「だったらデートしてらっしゃいよ。健全な若いふたりが毎週病室にお見舞いってありえないわ」

欲しい言葉を課長から聞き出せた桜子さんは満足そうに笑ったけど、課長は続けてこう付け加えた。

「ですが、ひとまわりも違う私とデートに行く方が坂上さんに取って失礼な話ではないですか?こんなおじさんとでは可哀そうですよ」

ねぇ~と同意を求められても返答に困り何も言えなかった。
それが答えだと捉えた課長は雰囲気を変えるためか笑った。


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