この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第8章 冬空の下で

「せっかく会ったんだから飲みにでも行きましょうよ。この辺りに来るの初めてだからどこかいいお店に連れて行ってよ」

課長に自分の身体を預けながら甘い言葉で誘う姿は妖艶で、私にはない魅力に課長が連れていかれそうで嫌だった。
だけど課長は、悦子さんの腕を放して距離を取って断ってくれた。

「見ての通り、私は彼女と食事をしている最中ですよ」

「でもメインは終わってるんでしょ?後はデザートだけだからいいじゃない」

やんわりと断る課長の言葉を気に留める様子もない悦子さんは自分のペースで課長を飲みに連れだそうとする。

「あなた……光春の部下だったわよね。毎日会社で会えるんだからいいわよね。私なんてこの機会を逃すといつ会えるかわからないんだから譲ってよ」

初めて私に視線を向けた悦子さんは、可愛らしく「お願い」と口にするけどその目は笑ってなくて怖かった。

「何も言わないってことはOKって事かしら?――彼女も良いって言ってくれてるんだから行きましょうよ」

/607ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ