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蕾は開き咲きほこる
第8章 冬空の下で

「誰も悦子と飲みには行きませんよ」

「でもっ、仕方がないって」

課長の言葉に顔を上げて反論すると、課長は流れる涙を拭い私を宥めるように頭を撫でてくれた。

「あのまま話を続けても埒があかないし、他のお客さんにも迷惑がかかるとるので店を出ようと思っただけですよ。坂上さんが言ったように、一緒にいるのは坂上さんですから最後まで一緒にいますよ。ですからとりあえず出ましょう」

課長の言葉に周りを見てみると、私たちを見てひそひそと話していることが分かった。
あれだけ大騒ぎをしていて目立たないわけがない。

「あっ、ごめんなさい、気が付かないで」

「分かってもらえれば大丈夫ですよ。悦子も外にいますから行きましょう」

課長に抱きかかえられるように立った私は、周りの人たちに軽く頭を下げて外に出た。
外では不機嫌な態度を隠そうともしない悦子さんが私と課長の間に入り込んできて課長に甘え、それは私に負けないようにしているかのようだった。

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