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蕾は開き咲きほこる
第2章 本来の私
「いい加減にしろってんだよ。あのクソ女!バイキン扱いされてるようで気分悪いって~の」
「まぁまぁまぁ」
「まぁまぁまぁってなぁ。さっきもさ、書類渡そうとして手が触れただけで引っ込めやがったんだぜ?話しかけてもビクつくし、正直仕事やりにくいったらないぜ」
「でもさ、頼んだ仕事は完璧だし、無茶な仕事もやってくれるからありがたいと思わない?」
「そうだけどさぁ。あいつ見てるとイラつくんだよな、おどおどしてて男慣れしてませんって態度でさ」
「そういう女がベッドの上では変わるんだって」
「ベッドの上ってなんだよ」
「それをここで聞くか?」
「お前が先に言い出したんだろうが」
「そうだけどさぁ。おとなしそうな顔してる女程すごいって言うだろう。スタイルもいいし胸もでかいしさ、一回ぐらいはベッドの上で鳴かせてみたいわ、俺」
「無理無理無理。俺は絶対に無理!!金貰っても抱きたくないわ」
「そうか?普段大人しい女がさぁ、ベッドの上では積極的にフェラとかしてくれたりしたらたまんねぇって」
耳を疑うような卑猥な会話に、手に持っていた書類を握りしめ自分の席に逃げ戻った――……