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蕾は開き咲きほこる
第2章 本来の私
私は、物心ついた頃から男性が苦手だったらしい。
だったらしいというのは記憶がない頃から男性が苦手で、近所の男性が近づくと母の後ろに隠れるか固まって動けなくなっていたと言う。
その理由は男性がいない環境で育ってしまったから。
父は仕事が忙しくて家にいることがほとんどなく、会ったとしても年に数回。
両祖父は私の生まれるずっと前に亡くなった。
兄弟は妹が一人いるだけで、母と妹と祖母という女性だけしかいない環境で育ったせいか、男性に対して恐怖心が沸く。
何かをされたわけでもない。
優しく声をかけられても怖いという思いが先立ち、近づくことも話すこともできなかった。
そんな私が通った学校は大学まで続く女子高で、男性が苦手な私に拍車をかけてしまったのは言うまでもない。
それに気が付き、社会に出て苦労するのは私自身だと、男女共学の大学に変えた。
だったらしいというのは記憶がない頃から男性が苦手で、近所の男性が近づくと母の後ろに隠れるか固まって動けなくなっていたと言う。
その理由は男性がいない環境で育ってしまったから。
父は仕事が忙しくて家にいることがほとんどなく、会ったとしても年に数回。
両祖父は私の生まれるずっと前に亡くなった。
兄弟は妹が一人いるだけで、母と妹と祖母という女性だけしかいない環境で育ったせいか、男性に対して恐怖心が沸く。
何かをされたわけでもない。
優しく声をかけられても怖いという思いが先立ち、近づくことも話すこともできなかった。
そんな私が通った学校は大学まで続く女子高で、男性が苦手な私に拍車をかけてしまったのは言うまでもない。
それに気が付き、社会に出て苦労するのは私自身だと、男女共学の大学に変えた。