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蕾は開き咲きほこる
第10章 クリスマス

「本当に私は何も……退院祝いをしようと言い出したのは光春さんで、買い出しも光春さんが率先してやってくれて、私はただついていっただけで何も……」

私が何もかも率先してやっているように皆さんは思っているけど、実際のところは何から何まで考えて段取りをしてくれたのは光春さんだった。
それに従って皆さんと一緒に準備をしただけで感謝されるようなことはやってはいない。

「それでもよ。光春くんが段取りしたとしても今日一日私たちに指示を出して一緒に準備をしたのは汐里ちゃん。だから本当にありがとね」

「そんな……」

お礼を言ってくれる皆さんに恐縮していると、長野さんがもう一度背中をバンと叩いて笑う。

「汐里ちゃんはお礼を言われるのが慣れてないからな。みんな頑張った!!でいいんじゃないのか?」

「それもそうね。桜子ちゃんのためにみんなで頑張った!本当に頑張ったからね、私たち」

知絵子さんの得意げな言葉に皆さんの笑いを誘った。

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