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蕾は開き咲きほこる
第10章 クリスマス

いつものやりとりが始まり、ふたりの姿を微笑ましく見る皆さんの表情には安心感がにじみ出ていた。
それは桜子さんのご主人がなくなった経緯を皆さんが知っているから。
だから桜子さんの事故を聞いた時は、あの時のことを思い出して怖かったと桜子さんと一番古いつきあいの知絵子さんは教えてくれた。
「てか、そんなことはどうでもいいのよ」
光春さんと言い合っていた桜子さんは、何を思ったのか机をバンと叩いて立ち上がり皆さんの視線を集めた。
「つき合い始めたのならなんでここにいるのよ。今日はクリスマスよ、それもイブ!!こんなところで私の相手している暇があったらふたりでデートしてきなさいよ。汐里ちゃん事、考えてあげなさいよ」
「ですからお昼に桜子さんの退院祝いを行っているんですよ。汐里とはこの後でかける予定ですので気にしないください」
光春さんの言葉に納得したのか、「だったらいいのよ」と言って椅子に座ってビールを飲み干し、真剣な表情で光春さんに言った。
それは桜子さんのご主人がなくなった経緯を皆さんが知っているから。
だから桜子さんの事故を聞いた時は、あの時のことを思い出して怖かったと桜子さんと一番古いつきあいの知絵子さんは教えてくれた。
「てか、そんなことはどうでもいいのよ」
光春さんと言い合っていた桜子さんは、何を思ったのか机をバンと叩いて立ち上がり皆さんの視線を集めた。
「つき合い始めたのならなんでここにいるのよ。今日はクリスマスよ、それもイブ!!こんなところで私の相手している暇があったらふたりでデートしてきなさいよ。汐里ちゃん事、考えてあげなさいよ」
「ですからお昼に桜子さんの退院祝いを行っているんですよ。汐里とはこの後でかける予定ですので気にしないください」
光春さんの言葉に納得したのか、「だったらいいのよ」と言って椅子に座ってビールを飲み干し、真剣な表情で光春さんに言った。

