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蕾は開き咲きほこる
第13章 友人

「俺、真剣だから。一番辛い時に傍で力になってやれなくて悔しかった。光春くんが傍で支えているのを見て自分が情けなかった。それでも好きな気持ちが消えることはなかった。きっと、これからも変わることはない。40過ぎたおっさんが何を言ってるのかって思うかもしれないけど俺は本気だから。本気だから、これからの事も考えてる。それだけ真剣なんだ。だから……」

長野さんは一度言葉を切った後、床に額が付くほど頭を下げた。

「俺と桜子の付き合いを認めてほしい」

それは、親につきあいの許可を取るような、そんな光景だった。
いきなり頭を下げられた光春さんは目を見開き驚き、桜子さんは涙を浮かべていた。
光春さんが何を言うかとみていると、険しかった表情が緩む。
こちらはこちらで、娘の彼氏を認めた時のような表情なんだろう。

「私に許可を取る必要はありませんよ。決めるのは桜子さんですから」

「いや。ここは光春くんに許可をもらわないと。末広さんから桜子を託されたのは光春くんだから、俺は光春くんにつきあう許可が欲しい」

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