この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第13章 友人
桜子さんの言うような大層なことはしていない。
私を見つけてくれたのは光春さんで、光春さんが動いてくれなければ今の幸せはない。
それを告げると、桜子さんは笑う。
「社員旅行の時に、汐里ちゃんがひとりで散歩にでなければ何も始まらなかった。そこに汐里ちゃんの意図がなかったにしてもその行動が私たちの今を動かして未来を開いてくれたの。だから、汐里ちゃんは私たちにとって恩人なのよ。ありがとう。そして、これからも友人としてよろしくね」
友人と言われて涙が溢れそうになる。
今まで、友人と言えるような友達はいなかったから友人と言われて嬉しかった。
「あらあら、泣かせちゃったわね。ここに光春くんがいなくてよかったわ」
私の横に移動してきた桜子さんは、私を引き寄せて抱きしめてくれた。
「汐里ちゃん、これからは何でも相談してね。光春くんの事もそうだけど、他の事でもいいの。迷ったり悩んだりして聞いてほしいことや相談したことがあったら私を思い出してほしい。もう、汐里ちゃんはひとりじゃないんだってこと、覚えておいてね」
私を見つけてくれたのは光春さんで、光春さんが動いてくれなければ今の幸せはない。
それを告げると、桜子さんは笑う。
「社員旅行の時に、汐里ちゃんがひとりで散歩にでなければ何も始まらなかった。そこに汐里ちゃんの意図がなかったにしてもその行動が私たちの今を動かして未来を開いてくれたの。だから、汐里ちゃんは私たちにとって恩人なのよ。ありがとう。そして、これからも友人としてよろしくね」
友人と言われて涙が溢れそうになる。
今まで、友人と言えるような友達はいなかったから友人と言われて嬉しかった。
「あらあら、泣かせちゃったわね。ここに光春くんがいなくてよかったわ」
私の横に移動してきた桜子さんは、私を引き寄せて抱きしめてくれた。
「汐里ちゃん、これからは何でも相談してね。光春くんの事もそうだけど、他の事でもいいの。迷ったり悩んだりして聞いてほしいことや相談したことがあったら私を思い出してほしい。もう、汐里ちゃんはひとりじゃないんだってこと、覚えておいてね」