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蕾は開き咲きほこる
第17章 独占欲
いつものように朝早くに出勤してきた私たちは応接室のカギを閉めてキスを交わしていた。
舌を絡めれば絡めるほど欲情する私たち。
この時間に誰も来ない事を良いことに、私は元気に反応している男の証をズボンのファスナーを下ろして直に触れて握りしめた。

『うっ……』

ギュっと握ると光春さんは声をあげ、私の頭に手を伸ばして激しいキスを求めてくる。
そのキスに答えながらお互いに気持ち良い場所を手で触りながら身体を熱くさせた。

『我慢、できません、口で、お願い、します』

荒い息をしながら言葉にする光春さんが愛おしくて、私は床に膝をついて光春さんの大きくなった男の証を咥えようと口を大きく開いた。
だけど次の瞬間、隣の部屋でガタンと物音がした。

「!!」

その物音にお互いに動きを止めて隣の部屋に意識を集中すると、誰かが出勤してきたのが分かった。

『みつ――』

光春さんの名前を呼ぼうとすると、光春さんは人差し指を口にあて声を出さないようにと示した。
その言葉通りに両手で口を押えると、光春さんは衣類を整えてブラインドの隙間から隣の部屋の様子を伺った。

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