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蕾は開き咲きほこる
第1章 愛しい人
「くっ……んっ……」
声を押し殺し刺激に耐えているとエプロンのポケットに入っているスマホから光春さんからだと分かる音が鳴った。
スマホを取り出して画面を見れば、私にとっては非情な文章が浮かび上がっていた。
「そっ、んっ……そんなっ……無理っ、ですっ」
光春さんに届くはずもない言葉が勝手に口から零れ落ちていく。
だけど光春さんの命令には従うしかないと、スカートを握りしめて駆け抜けていく刺激に身体を震わせながら耐えるしかなかった。
耐えていても刺激は収まる事はなく、その刺激は積み重なるようにして私の身体を襲い始める。
「はっ……早くっ、帰って……あっ……やっ……」
どう足掻いても押し寄せてくる波にあがなうことはできない。
快楽を知ってしまった私の身体は、さらなる快楽を求めてイキ弾けようとする。
「……ごめん、なさ……」
我慢の限界だと、ここにはいない光春さんに謝罪の言葉を口にした瞬間、カチャッとドアが開く音がして光春さんが帰ってきた。