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蕾は開き咲きほこる
第18章 デート

光春さんの唇が離れた時には、すぐ傍を歩いていた人たちはいなくなり、そこだけが別空間のように避けるように歩いていた。
「思った通りです。汐里はどれがいいと思いますか?」
恥ずかしさでいっぱいの私と違って、周りの状況を気にしていないような上機嫌な光春さんは今しがた撮った写真を私の目の前に差し出した。
「えっ?うそっ、何?これっ」
差し出された写真を見た瞬間、恥ずかしさもどこかに吹き飛んでしまった。
「でしょ?顔出しの写真はまずいとは思いますが、これだと問題ないと思います」
一枚一枚めくっていくと、色々な事をしながら写真を撮った意味が良く分かった。
「これなんかいいですね。ふたりの身体が重なってるのが良く分かる」
それは、光春さんが私を後ろから抱きしめている瞬間の写真。
知らない人が見れば何ともない写真かもしれないけれど、一緒に撮った私ならばどういう写真なのか一発で分かる。
「思った通りです。汐里はどれがいいと思いますか?」
恥ずかしさでいっぱいの私と違って、周りの状況を気にしていないような上機嫌な光春さんは今しがた撮った写真を私の目の前に差し出した。
「えっ?うそっ、何?これっ」
差し出された写真を見た瞬間、恥ずかしさもどこかに吹き飛んでしまった。
「でしょ?顔出しの写真はまずいとは思いますが、これだと問題ないと思います」
一枚一枚めくっていくと、色々な事をしながら写真を撮った意味が良く分かった。
「これなんかいいですね。ふたりの身体が重なってるのが良く分かる」
それは、光春さんが私を後ろから抱きしめている瞬間の写真。
知らない人が見れば何ともない写真かもしれないけれど、一緒に撮った私ならばどういう写真なのか一発で分かる。

