パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第19章 おしおき

「これ、最初に撮った人ってマジ神だわ」

彼氏と一緒に撮った待ち受け画面を幸せそうに眺めながら、光春さんの事を神だと崇めていた。
それを最初に撮ったのが光春さんだと自慢したい衝動にかられたけど、私と光春さんの仲が秘密なのだからと言いたいのをグっと我慢した。

「素敵な待ち受けですね。腕を組んでる感じですか？」

「分かる？いろいろな角度から撮ってみたんだけど、色の入り方とかこれが一番よかったのよね。彼氏もツーショットの待ち受けは恥ずかしいからってしてくれなかったんだけど、これだったらって。だから、本当にマジ神よ、これ最初に撮った人！」

待ち受け画面を褒めると、花房さんはフフフッと本当に嬉しそうに笑う。

「そうですね。ツーショットの写真を見られるのは恥ずかしいですからね。ましてや男性は女性よりイヤがるんじゃないですか？」

「良くわかってるじゃない」

花房さんは私の背中をバンと叩いた後、羽間さんの席に座り込み彼氏と撮った写真を見せてくれた。