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蕾は開き咲きほこる
第19章 おしおき
スマホの中には彼氏との思い出の写真が何十枚も入っていて、そのどれもが幸せそうに微笑んでる写真ばかりだった。
「どれも素敵な笑顔ですね。ふたりの仲の良さが分かります」
「そう?そう言ってもらえると嬉しいかも。でも、喧嘩も良くするんだよね。私、頑固だからいつも彼氏の方が折れてくれて……じゃなければとっくの昔に喧嘩別れしてると思うんだよね」
そう話す花房さんの表情は、写真の中の彼女と同じで幸せそうに見えた。
「素敵な彼氏なんですね」
「ははははっ、自分で言うのも何なんだけどそう思う。年上って事もあるけど何でも許してくれるからね。幸せだと思うよ」
話を聞いていて光春さんが思い浮び、自然と頬が緩んだ。
「何々?坂上さんも彼氏の事思い出しちゃった?」
私の表情を見て察した花房さんがからかってくる。
ここで彼氏がいると言い切っていいのかわからず困惑していると、喫煙室から戻ってきた羽間さんが話の中に入ってきた。
「どれも素敵な笑顔ですね。ふたりの仲の良さが分かります」
「そう?そう言ってもらえると嬉しいかも。でも、喧嘩も良くするんだよね。私、頑固だからいつも彼氏の方が折れてくれて……じゃなければとっくの昔に喧嘩別れしてると思うんだよね」
そう話す花房さんの表情は、写真の中の彼女と同じで幸せそうに見えた。
「素敵な彼氏なんですね」
「ははははっ、自分で言うのも何なんだけどそう思う。年上って事もあるけど何でも許してくれるからね。幸せだと思うよ」
話を聞いていて光春さんが思い浮び、自然と頬が緩んだ。
「何々?坂上さんも彼氏の事思い出しちゃった?」
私の表情を見て察した花房さんがからかってくる。
ここで彼氏がいると言い切っていいのかわからず困惑していると、喫煙室から戻ってきた羽間さんが話の中に入ってきた。