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蕾は開き咲きほこる
第19章 おしおき
「これではおしおきになりませんね」
カチッとスイッチを切った光春さんは楽しそうに笑う。
「お仕置き、ですか?」
「ええ、悪い子にはお仕置きをと思ったんですけどね。喜ばせるだけでしたね」
お仕置きといいながらそう思っていない事は口調からして分かったし、私が見たお仕置きはこんな生ぬるいモノじゃなかった。
もっと酷くて残酷で、こんな映像を流していいものかと思うモノまであった。
「本当に、どんな映像をみたのやら」
以前ネットで見たお仕置きの場面を思い出していると、私の考えを察した光春さんは呆れたように笑った。
「とりあえずはお仕置きですからね。他のも使ってみましょうか」
まだまだお仕置きは続くようで、光春さんは楽しそうにテーブルの上に置いた袋の中からアイマスクを出して何も言わずに私の視界を塞いだ。
驚いてアイマスクを取ろうとすると、その手を取られて身体の後ろで冷たい何か……手錠のようなモノをはめられた。