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蕾は開き咲きほこる
第3章 課長の素顔

「そろそろ送っていきましょうか」

手に持っていたカップがひんやりし始めた頃、課長はそう言ってダウンジャケットを渡してくれた。
だけど、正直帰りたくはなかった。
仲良くもない同僚と一緒の部屋で居心地の悪い思いをするよりは、この夜空を見上げている方が何倍もよかった。
だけど、我儘を言うわけにもいかない。
課長が帰るといっているのに残りますとは言えなかった。

「今は火の傍にいて感じないかもしれませんが気温は下がっているはずですから羽織ってください。旅館に戻るまでに身体を冷やしますよ」

そう言った課長は焚火の火を消すどころか薪を炎の中に入れて帰る気はなさそうだった。

「課長は、戻らないんですか?」

「ええ。朝までいる予定です」

その言葉を聞いた私は、自分でも驚くほどはっきりと自分の気持ちを伝える事ができた。

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