この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第21章 百合は咲き開く
優子さんはプンと頬を膨らませながら抗議するような瞳を桜子さんに向けるけど、桜子さんは知らん顔をして持ち込んだ日本酒を飲んでいた。
「もう!!」
素知らぬ顔を知る桜子さんに地団駄を踏みながら長襦袢を脱ぎ始めた。
腰ひもを解き、スルスルスルと肩から長襦袢が滑り落ちる様は女の私から見て色気があってドキドキする。
長襦袢を脱ぎ着物用の下着を脱ぐと、かがみこんだ優子さんは桶にお湯を掬って肩から掛け流す。
結い上げた襟足に見える後れ毛が濡れると色っぽい。
露天風呂に浸かると、桜子さんの横に座ってため息に似た吐息を吐く姿が何とも言えず、女性相手に妙にドキドキして目が離せなかった。
そして、ふたりしてお猪口に注がれている日本酒を飲んで幸せそうな表情を見せていた。
「温泉につかりながらのお酒ってとてつもなく贅沢よね」
「部屋風呂がある場所でしかできない贅沢ですからね。優子さんに感謝です」
そう言って空になったお猪口にお酒を注いでいた。
「もう!!」
素知らぬ顔を知る桜子さんに地団駄を踏みながら長襦袢を脱ぎ始めた。
腰ひもを解き、スルスルスルと肩から長襦袢が滑り落ちる様は女の私から見て色気があってドキドキする。
長襦袢を脱ぎ着物用の下着を脱ぐと、かがみこんだ優子さんは桶にお湯を掬って肩から掛け流す。
結い上げた襟足に見える後れ毛が濡れると色っぽい。
露天風呂に浸かると、桜子さんの横に座ってため息に似た吐息を吐く姿が何とも言えず、女性相手に妙にドキドキして目が離せなかった。
そして、ふたりしてお猪口に注がれている日本酒を飲んで幸せそうな表情を見せていた。
「温泉につかりながらのお酒ってとてつもなく贅沢よね」
「部屋風呂がある場所でしかできない贅沢ですからね。優子さんに感謝です」
そう言って空になったお猪口にお酒を注いでいた。