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蕾は開き咲きほこる
第22章 嫉妬
11時を過ぎ12時を過ぎ、1時を回ろうとしている時、玄関の鍵開く音がして、私はソファーから飛び降りて玄関先に向かった。
「まだ起きていたんですね。遅くなって申し訳ありません」
玄関に顔を出した私に、光春さんはいつもと同じような表情と言葉を向け、少しほろよい気分の光春さんはリビングに入っていった。
そのいつもと変わらない姿が癪に障る。
私がこんな思いをしているの普通に帰ってくることが許せなかった。
八つ当たりだってわかってる、私が勝手に不安がっていたのだって分かってる。
分かっていても……
「帰る!!」
それだけ言い放つと、ソファーに置いてあるバックを手に取って玄関に向かった。
上着を脱いで冷えたお水を飲もう冷蔵庫を開けていた光春さんは一瞬戸惑いを見せていた。
「えっ?汐里?」
驚く光春さんを無視して玄関先で靴を履いていると、慌てた光春さんは私の腕を取る。
「急に帰るって、どうしたんですか?」
「まだ起きていたんですね。遅くなって申し訳ありません」
玄関に顔を出した私に、光春さんはいつもと同じような表情と言葉を向け、少しほろよい気分の光春さんはリビングに入っていった。
そのいつもと変わらない姿が癪に障る。
私がこんな思いをしているの普通に帰ってくることが許せなかった。
八つ当たりだってわかってる、私が勝手に不安がっていたのだって分かってる。
分かっていても……
「帰る!!」
それだけ言い放つと、ソファーに置いてあるバックを手に取って玄関に向かった。
上着を脱いで冷えたお水を飲もう冷蔵庫を開けていた光春さんは一瞬戸惑いを見せていた。
「えっ?汐里?」
驚く光春さんを無視して玄関先で靴を履いていると、慌てた光春さんは私の腕を取る。
「急に帰るって、どうしたんですか?」