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蕾は開き咲きほこる
第23章 告白
高橋さんの言葉を受けて鮫島さんが納得したように何度も何度も頷いていた。
何が納得なのかと分からないでいると、私の表情から察したのか教えてくれる。
「去年の夏頃からかな?給湯室にあるコーヒーが美味しくなったのよね。元からコーヒーはあったけど味わい深くなったというか淹れた時の匂いが引き立つというか、それまで缶コーヒーを買うことが多かったけど今では給湯室のコーヒーばかりよ」
「分かる分かる。それに朝一番に飲むコーヒーが美味しいのよね。同じ豆なのに自分で淹れたのとは大違い」
「私なんて会社で飲むコーヒーが楽しみでさ、家で飲まなくなったぐらいよ」
それぞれが、私が買ってきているコーヒー豆を褒めてくれる。
それどころか、朝一番に淹れているコーヒーが美味しいとまで言ってくれて泣きそうになる。
「ね~、朝一番のコーヒーって坂上さんが入れてくれてたりする?」
みんなの視線が集まって恥ずかしくはあったけど、自分が淹れたコーヒーを褒めて貰えていると思うと自然と顔が綻ぶ。
何が納得なのかと分からないでいると、私の表情から察したのか教えてくれる。
「去年の夏頃からかな?給湯室にあるコーヒーが美味しくなったのよね。元からコーヒーはあったけど味わい深くなったというか淹れた時の匂いが引き立つというか、それまで缶コーヒーを買うことが多かったけど今では給湯室のコーヒーばかりよ」
「分かる分かる。それに朝一番に飲むコーヒーが美味しいのよね。同じ豆なのに自分で淹れたのとは大違い」
「私なんて会社で飲むコーヒーが楽しみでさ、家で飲まなくなったぐらいよ」
それぞれが、私が買ってきているコーヒー豆を褒めてくれる。
それどころか、朝一番に淹れているコーヒーが美味しいとまで言ってくれて泣きそうになる。
「ね~、朝一番のコーヒーって坂上さんが入れてくれてたりする?」
みんなの視線が集まって恥ずかしくはあったけど、自分が淹れたコーヒーを褒めて貰えていると思うと自然と顔が綻ぶ。