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第4章 変わる日常

クククッと口を手で覆って笑う姿は本当に楽しそうで、それよりもこんな反応する人が初めてで戸惑った。
戸惑う私を見て面白いのか、手を触ったり頬を撫でたりと私の事をからかってくる。

「や、やめてください。」

「だからその反応が面白いんだって」

「ですから困り――」

「お前は何やってんだ」

私と羽間さんのやりとりに入ってきたのは水木さんだった。

「何って坂上さんいじめて楽しんでんの見てわかんない？」

「いじめてって……本気で嫌がってる相手にやったらアウトだろう」

「え～～アウトなの？？」

「アウトに決まっ……ってお前、何杯飲んでんだよ」

私から羽間さんを引き離そうとした水木さんは、羽間さんのビールの入っているジョッキを見て声を上げた。
その声に他で盛り上がっていた人たちの注目を浴びどうしていいのか分からなくなる。

「悪い悪い。こいつアルコール弱いんだ。ビール1杯で酔って触り魔になるんだ」