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蕾は開き咲きほこる
第5章 楽しい時間
課長が座っている横の椅子を引いてくれたので、その椅子に座って写真を見せてもらうことにした。
一枚一枚手に取って見ていると、1か月前の事なのに、あの感動が蘇ってくる。
それと同時に、同じ桜を見ていたはずなのに見る角度が違うだけでこうも違うものなのかと驚いた。
「凄いですね。課長からは桜がこんな風に見えるんですね」
「どう言う事?」
私の言葉に反応したのは桜子さんだった。
「えっと……同じ桜を見ていたはずなのに、何だか違う桜のような気がして……見る視線の高さも関係してるんでしょうけど、私の見た桜とは別だなって……課長はこんな風に桜をみていたんだなって、課長の視線で桜を見れて得した気分になりました」
思ったことをそのまま言葉にすると、課長は一瞬驚いた顔をした後、ふっと優しい笑みを零した。
今まで見たこともないような笑顔で、それがともて優しくて、「あ~、この人だからこんなきれいな写真が撮れるんだ」と思えた。
一枚一枚手に取って見ていると、1か月前の事なのに、あの感動が蘇ってくる。
それと同時に、同じ桜を見ていたはずなのに見る角度が違うだけでこうも違うものなのかと驚いた。
「凄いですね。課長からは桜がこんな風に見えるんですね」
「どう言う事?」
私の言葉に反応したのは桜子さんだった。
「えっと……同じ桜を見ていたはずなのに、何だか違う桜のような気がして……見る視線の高さも関係してるんでしょうけど、私の見た桜とは別だなって……課長はこんな風に桜をみていたんだなって、課長の視線で桜を見れて得した気分になりました」
思ったことをそのまま言葉にすると、課長は一瞬驚いた顔をした後、ふっと優しい笑みを零した。
今まで見たこともないような笑顔で、それがともて優しくて、「あ~、この人だからこんなきれいな写真が撮れるんだ」と思えた。