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痴漢調教―野溝広美17才
第38章 何度も寸止めされる広美-1
うぇっ、あんっ
えっ?
いや、いやあんっ

広美の脳がパニックを起こす。
間違いなく絶頂に向かっていたはずなのに、それに必要な刺激がどこを探してもなくなってしまっている。

ふぁ、あ、なんでぇ

太田はそんな広美を見てニヤリと笑う。

「あー、確かにオッパイいくら揉まれても平気みたいだな」
「エロいなんて言って悪かったな」

広美は行き場を失った快感になんともいえない切なさを感じる。
いっそのこと自分で胸を揉んでしまおうかと思うほど、絶頂を迎え入れたかった。

(いやよ、こんなの耐えられないよ)
(イキたい、イキたい、イキたいよぉ)

膝の上でギュッと握りこぶしを作り、それを耐える広美。

広美の理性がギリギリ性欲を抑えた。

「それじゃ俺はこっちのソファーで適当に時間潰してるわ」

太田はそう言い、ソファーに座りテレビをつけ見始めた。

広美の体は悶々としている。
味わえるはずだった絶頂を、広美の脳がまだかまだかと待ち続けている。

(えぇ?ホントにやめちゃうの)
(ウソでしょ、わたしイキたいんだってばぁ)

広美は遠くに離れていく太田を目で追い、その場を確認すると、なんと机から勉強道具を持って、太田のいるソファーに向かっていた。

まるで遊び足りない子供が親の後を追っていくように。


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