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痴漢調教―野溝広美17才
第66章 扉の向こうには
あっ、あれなら
そうよ、あれでいいわ
でも…
怖い、怖いけどあれがあれば外には出れる。
外にでたら、誰かに助けてもらえばいい


広美は先ほどの浴槽にバスローブがあった事を思いだし、それを取りにいくことを選択した。

しかしそれは太田が居る場所に戻らなくてはならないという危険な行為。
ある程度正常な精神状態であれば選択することのないこと。
しかし今の広美はそこまで気が回らない。
ただ頭に浮かんだバスローブを手に入れたいということだけ。


だ、大丈夫よ
さっと行って取れば問題ない


安易な考えだが、いまの広美にはそれが一番良い選択肢だとおもっている。
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