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性歓寄宿舎【超甘々ラブラブ編】
第1章 4月1日午前9時
じつは、ミヨちゃんとキスをするのは、これが初めて。
この寄宿舎に入る前、途中の列車内が閑散となったのでキスしようと提案したら、ミヨちゃんが寄宿舎に入ってからと答え、お預けになっていた。

というか、僕とミヨちゃんは、寄宿舎前日まで、接点ゼロという間柄。
それが夕方にミヨちゃんが僕の家に来て、寄宿舎に一緒に行ってほしいと言われ、大好きと告白された。ミヨちゃんは学校一の美少女で、僕はもちろん大好きだったが高嶺の花だと思っていた。
ミヨちゃんは、学業成績が全国50位以内で、優秀な遺伝子の持ち主ということで国立寄宿舎生に選ばれたのだ。
寄宿舎生に選ばれると、生涯を共に過ごしセックスざんまいをする異性のパートナーを選ぶ。普通のまともな人生は送れないが、優秀な受精卵を毎日国家に提供する特別国家公務員としてその収入は絶対保障。もちろん、前もって不妊の精子卵子でないかの検査はある。
ミヨちゃんが僕をパートナーに選んできたのは、寝耳に水だった。どこで僕を知ったのだろうか?

*これは、謎かけや伏線ではありません。
この女子が、この男子を選んだ理由は、ただ1つ。「大好き」だからです。
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