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遠き記憶を染める色【完結】
第11章 彼が帰ってきた
彼が帰ってきた



そして‥、甲田サダトは4年ぶりに大岬を訪れた…。


彼が到着した夜…、流子は長野の合宿先から、本家の家電にケータイから電話をかけた。
彼女はサダトお兄ちゃんのケータイに直接ではなく、敢えて彼の滞在先である本家に電話したのだった。


受話口には彼女のおばあちゃん、潮田枝津子が出た。


「おお、流子かい?…ああ、サダちゃんはもう来てるよう。ちょうど今、みんなと一杯始めたとこでねえ…。もう浜人なんか、サダちゃんの踊りのマネしてつまずいちゃってさあ、さっきビールこぼしちゃって…」


電話の”向こう”からは笑い声の混じった会話が聞こえ、流子には和やかな歓談の様子が目に浮かぶようだった。


「…うん、うん。そりゃあ、まあ、えらい男前になって…、早くテレビの中の実物をさあ、あんたに見せてあげたいって、みんなで話しててね。…じゃあ、サダ坊に代わるからね」


程なくして、流子の耳には彼の声が届く。


***


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