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遠き記憶を染める色【完結】
第23章 二人が辿り着いた違う到達場所
二人が辿り着いた違う到達場所
だが…、今ここでは、彼女を一人の女性として等身大で抱き、愛せなくてはならない…。
甲田サダトにとっては、”それ”ができなければ、自身への決着が成されなことになる。
言わば彼は今、必死に戦っていたのだ。
自分の奥深いところと…。
***
他方、流子は健全な性欲の元、心の底から愛するサダトのカラダに発情し、もう頭が真っ白になるくらい感じていた。
彼が押しつけてくる局部を下から腰を振って押し返し、彼女も全身で相手のカラダをこれでもかというほどに擦りつけ、撫で上げていた。
しかし厳密には、流子が彼と一体になりたいというのは、情念に駆られてであるのに対し、サダトのそれは、彼女の体に溶け込みたいという欲求からであったのだ。
故に、二人が辿り着いたいと願う到達場所も、微妙に相違していたのかもしれない。
だが、それでも、すでに二人は心の深くまで溶け合ったいた。
互いを理解し、激しく愛し合って…。
体も互いに受け入れ、異性として惹かれ合っていた。
事実、今ベッドの上では、男が勃起し相手の体を求め、女も股間を愛液で濡らし、そのイチモツに喰らいつかんばかりに欲情している。
そう…、それは水の中でなくても普通に愛し合う行為に至っていた。
少なくとも、流子は…。
***
二人は裸になって、さらに相手の体を貪りあった。
サダトはやや乱暴に、彼女のピンと張った大きな胸を手でまさぐりながら、乳首を舌でこね回し唇で吸いあげ、片方の手ではびっしょり濡れた処女の股間を激しく愛撫している。
”ああっ…、ああ…、ああん…”
流子は腰をくねらせ、すでに喘ぎまくっていた。
同時に、右手でごしごしとサダトのチンポをシゴき、さらにその先っぽを自分の太ももに擦り当て、それは、とてもバージンの女子高生とは思えない淫靡な絵柄であった。
反面、死にもの狂いで普通に愛し合おうとする彼への健気な思いも滲み出ていた。
”サダトさん…、私でイッて!ベッドの上でも私たち、ちゃんと愛し合えてるんだもん、大丈夫よ…”
彼女は心の中でそう念じていたであろう…。
***
だが…、今ここでは、彼女を一人の女性として等身大で抱き、愛せなくてはならない…。
甲田サダトにとっては、”それ”ができなければ、自身への決着が成されなことになる。
言わば彼は今、必死に戦っていたのだ。
自分の奥深いところと…。
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他方、流子は健全な性欲の元、心の底から愛するサダトのカラダに発情し、もう頭が真っ白になるくらい感じていた。
彼が押しつけてくる局部を下から腰を振って押し返し、彼女も全身で相手のカラダをこれでもかというほどに擦りつけ、撫で上げていた。
しかし厳密には、流子が彼と一体になりたいというのは、情念に駆られてであるのに対し、サダトのそれは、彼女の体に溶け込みたいという欲求からであったのだ。
故に、二人が辿り着いたいと願う到達場所も、微妙に相違していたのかもしれない。
だが、それでも、すでに二人は心の深くまで溶け合ったいた。
互いを理解し、激しく愛し合って…。
体も互いに受け入れ、異性として惹かれ合っていた。
事実、今ベッドの上では、男が勃起し相手の体を求め、女も股間を愛液で濡らし、そのイチモツに喰らいつかんばかりに欲情している。
そう…、それは水の中でなくても普通に愛し合う行為に至っていた。
少なくとも、流子は…。
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二人は裸になって、さらに相手の体を貪りあった。
サダトはやや乱暴に、彼女のピンと張った大きな胸を手でまさぐりながら、乳首を舌でこね回し唇で吸いあげ、片方の手ではびっしょり濡れた処女の股間を激しく愛撫している。
”ああっ…、ああ…、ああん…”
流子は腰をくねらせ、すでに喘ぎまくっていた。
同時に、右手でごしごしとサダトのチンポをシゴき、さらにその先っぽを自分の太ももに擦り当て、それは、とてもバージンの女子高生とは思えない淫靡な絵柄であった。
反面、死にもの狂いで普通に愛し合おうとする彼への健気な思いも滲み出ていた。
”サダトさん…、私でイッて!ベッドの上でも私たち、ちゃんと愛し合えてるんだもん、大丈夫よ…”
彼女は心の中でそう念じていたであろう…。
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