この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異邦人の庭 〜secret garden〜
第7章 コーネリアの娘
隼人に連れて行かれたところは、駅ビルに入っている有名なカジュアルウェアショップだった。
シンプルで機能性も高く洒落たデザインが多いので若者に人気の店だ。
「ここで服を選べ。
…高い店じゃないから、大丈夫だろう?
金、持ってるか?なかったら貸す」
紗耶は慌てて首を振る。
「大丈夫です。
…でも、どんな服を買ったら良いのですか?
私、カジュアルなお洋服、着たことがないので…」
はあ…と、隼人がため息を吐く。
「どんだけお嬢様なんだよ。
…とりあえず、Tシャツかポロシャツにジーンズかチノパンだな」
隼人はずんずんと店内を歩き出し、レディスコーナーで手早く半袖の綿シャツやTシャツを選び、ボトムス売り場に紗耶を連れて行く。
「…ウエスト何センチ?」
「58です…」
「細…!
…ジーンズは慣れないと暑いかもしれないから、チノパンかクロップドパンツなんかがいいかもな。
ほら。これ、好きなやつを試着してこい」
選んだ服を紗耶に押し付けると
「すみません。試着室、いいですか?」
近くの店員に聞いた。
まだ若い人懐っこそうな女性店員がにこにこと寄ってきた。
「どうぞどうぞ。
…彼女さんの服選びですか?
優しい彼氏さんですね」
と声をかける。
「違います!ただのサークル仲間です!」
隼人は憮然としながら、素早く否定をした。
シンプルで機能性も高く洒落たデザインが多いので若者に人気の店だ。
「ここで服を選べ。
…高い店じゃないから、大丈夫だろう?
金、持ってるか?なかったら貸す」
紗耶は慌てて首を振る。
「大丈夫です。
…でも、どんな服を買ったら良いのですか?
私、カジュアルなお洋服、着たことがないので…」
はあ…と、隼人がため息を吐く。
「どんだけお嬢様なんだよ。
…とりあえず、Tシャツかポロシャツにジーンズかチノパンだな」
隼人はずんずんと店内を歩き出し、レディスコーナーで手早く半袖の綿シャツやTシャツを選び、ボトムス売り場に紗耶を連れて行く。
「…ウエスト何センチ?」
「58です…」
「細…!
…ジーンズは慣れないと暑いかもしれないから、チノパンかクロップドパンツなんかがいいかもな。
ほら。これ、好きなやつを試着してこい」
選んだ服を紗耶に押し付けると
「すみません。試着室、いいですか?」
近くの店員に聞いた。
まだ若い人懐っこそうな女性店員がにこにこと寄ってきた。
「どうぞどうぞ。
…彼女さんの服選びですか?
優しい彼氏さんですね」
と声をかける。
「違います!ただのサークル仲間です!」
隼人は憮然としながら、素早く否定をした。