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異邦人の庭 〜secret garden〜
第7章 コーネリアの娘
「…どう…ですか…?」
着替え終わり、試着室のカーテンを恐る恐る開ける。
外で待っている隼人に見てもらうためだ。
…似合わなかったら、他の服に着替えなくてはならない。
隼人は、腕組みをしたまま、あ…と、眼を見張った。
「お、おかしいですか?やっぱり…」
…白地に細い紺のボーダーのボートネックの半袖シャツに、インディゴブルーの細身のクロップドパンツ…。
試し履きで合いそうな白いスニーカーもサイズを出してきてもらった。
パンツを履くのは初めてで…だから、似合っているとは到底思えなかったのだ。
「いや、違う。
…すげえよく似合ってる…」
…驚いた…。
そう呟くように言った。
そうして…
「…すげえ可愛…」
ため息混じりの声が聞こえかけたが、しかしすぐさま…
「い、いや。まあ、悪くねえんじゃねえの」
と乱暴に言い直した。
先ほどの愛想の良い店員が、歓声を上げながら近づいてくる。
「わあ!すっごく可愛いです〜!
お客様、フェミニンで上品なお洋服もお似合いですけど、スポーティなカジュアル服もすごくお似合いですよ〜!
髪はまとめ髪にされたらいかがですか?
低めのポニーテールかなにかで…。
すっきりして可愛らしくなると思います!
ねっ!彼氏さん!」
「だから!彼氏じゃないんですってば!」
隼人は怒ったように言い返していた。
着替え終わり、試着室のカーテンを恐る恐る開ける。
外で待っている隼人に見てもらうためだ。
…似合わなかったら、他の服に着替えなくてはならない。
隼人は、腕組みをしたまま、あ…と、眼を見張った。
「お、おかしいですか?やっぱり…」
…白地に細い紺のボーダーのボートネックの半袖シャツに、インディゴブルーの細身のクロップドパンツ…。
試し履きで合いそうな白いスニーカーもサイズを出してきてもらった。
パンツを履くのは初めてで…だから、似合っているとは到底思えなかったのだ。
「いや、違う。
…すげえよく似合ってる…」
…驚いた…。
そう呟くように言った。
そうして…
「…すげえ可愛…」
ため息混じりの声が聞こえかけたが、しかしすぐさま…
「い、いや。まあ、悪くねえんじゃねえの」
と乱暴に言い直した。
先ほどの愛想の良い店員が、歓声を上げながら近づいてくる。
「わあ!すっごく可愛いです〜!
お客様、フェミニンで上品なお洋服もお似合いですけど、スポーティなカジュアル服もすごくお似合いですよ〜!
髪はまとめ髪にされたらいかがですか?
低めのポニーテールかなにかで…。
すっきりして可愛らしくなると思います!
ねっ!彼氏さん!」
「だから!彼氏じゃないんですってば!」
隼人は怒ったように言い返していた。