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異邦人の庭 〜secret garden〜
第7章 コーネリアの娘
「…もう一度、言って…お兄ちゃま…」
「…うん?」
紗耶は長い睫毛を震わせ、自分から千晴を引き寄せる。
千晴の妙なる白檀の薫りが纏わりつき、男の細身ながら逞しい身体は、紗耶の未成熟ながら甘く微かに熟し始めた乳房を柔らかく潰した。
「…もう一度…言ってほしいの…」
紗耶の無意識に艶めいた眼差しに誘われるかのように、千晴がその頰に触れる。
「…君を誰よりも、愛している…」
「…もう一度…」
…お母様よりも…?
「君を誰よりも愛しているよ…」
「…もう一度…」
…お母様よりも愛している…?
「…何度でも言うよ…。
紗耶ちゃんを…誰よりも愛している…」
千晴の美しい音楽のような言葉に、紗耶の眦から水晶の如く透明な涙が溢れ落ちた。
「…もういち…」
千晴は、それ以上の問いかけを許さずに、再び荒々しく紗耶の柔らかな唇を奪う。
「…紗耶…。
愛している…。
君だけだ…」
濃密な口づけの合間に与えられる愛の言葉は、愛撫よりも紗耶を恍惚とさせた。
「…お兄ちゃま…紗耶もよ…。
紗耶も…お兄ちゃまだけを愛しているわ…」
…むせ返るような五月の薔薇の香気と、アンジェラの花影から現れた千晴を見た瞬間に恋に堕ちたのだ…。
千晴の美しい鳶色の瞳が優しく微笑んだ。
「…紗耶…。
早く大人になって…。
…そうしたら、この美しい身体も…」
千晴のしなやかな指が紗耶のまだ少女の身体の稜線を辿る。
「…あ…っ…」
…絹のナイティ越しに柔らかく、乳房に触れられる。
甘く痺れるような快美感が身体を走る。
「…すべてを僕のものにする…」
薄紅色の硬く小さな果実を摘まれ…軽く爪を立てられる。
「…んっ…ああ…ん…っ…」
淫らな声が上がってしまい、思わず貌を背ける。
…それを許さずに、顎を捕らえられた。
「…可愛い僕の紗耶…。
この清らかな穢れのない身体を…誰にも与えないで…。
…もし、君が約束を破ったら…」
男の甘い睦言にはひんやりとした微かな毒が含まれている。
「…君を殺して僕も死ぬよ…」
乳房への巧みな愛撫を続けたままそう囁くと、彫像のように綺麗な貌で、笑った。
「…ああ…おにいちゃ…ま…」
愛する男に齎される快楽の序曲に、幼い身体は甘い蜜のように蕩ける。
狂おしい口づけが始まる…。
「…愛しているわ…」
…だから紗耶は、愛の言葉とともに悦楽に震える柔らかな舌を差し出すのだ…。
「…うん?」
紗耶は長い睫毛を震わせ、自分から千晴を引き寄せる。
千晴の妙なる白檀の薫りが纏わりつき、男の細身ながら逞しい身体は、紗耶の未成熟ながら甘く微かに熟し始めた乳房を柔らかく潰した。
「…もう一度…言ってほしいの…」
紗耶の無意識に艶めいた眼差しに誘われるかのように、千晴がその頰に触れる。
「…君を誰よりも、愛している…」
「…もう一度…」
…お母様よりも…?
「君を誰よりも愛しているよ…」
「…もう一度…」
…お母様よりも愛している…?
「…何度でも言うよ…。
紗耶ちゃんを…誰よりも愛している…」
千晴の美しい音楽のような言葉に、紗耶の眦から水晶の如く透明な涙が溢れ落ちた。
「…もういち…」
千晴は、それ以上の問いかけを許さずに、再び荒々しく紗耶の柔らかな唇を奪う。
「…紗耶…。
愛している…。
君だけだ…」
濃密な口づけの合間に与えられる愛の言葉は、愛撫よりも紗耶を恍惚とさせた。
「…お兄ちゃま…紗耶もよ…。
紗耶も…お兄ちゃまだけを愛しているわ…」
…むせ返るような五月の薔薇の香気と、アンジェラの花影から現れた千晴を見た瞬間に恋に堕ちたのだ…。
千晴の美しい鳶色の瞳が優しく微笑んだ。
「…紗耶…。
早く大人になって…。
…そうしたら、この美しい身体も…」
千晴のしなやかな指が紗耶のまだ少女の身体の稜線を辿る。
「…あ…っ…」
…絹のナイティ越しに柔らかく、乳房に触れられる。
甘く痺れるような快美感が身体を走る。
「…すべてを僕のものにする…」
薄紅色の硬く小さな果実を摘まれ…軽く爪を立てられる。
「…んっ…ああ…ん…っ…」
淫らな声が上がってしまい、思わず貌を背ける。
…それを許さずに、顎を捕らえられた。
「…可愛い僕の紗耶…。
この清らかな穢れのない身体を…誰にも与えないで…。
…もし、君が約束を破ったら…」
男の甘い睦言にはひんやりとした微かな毒が含まれている。
「…君を殺して僕も死ぬよ…」
乳房への巧みな愛撫を続けたままそう囁くと、彫像のように綺麗な貌で、笑った。
「…ああ…おにいちゃ…ま…」
愛する男に齎される快楽の序曲に、幼い身体は甘い蜜のように蕩ける。
狂おしい口づけが始まる…。
「…愛しているわ…」
…だから紗耶は、愛の言葉とともに悦楽に震える柔らかな舌を差し出すのだ…。