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異邦人の庭 〜secret garden〜
第10章 ビーカーとマグカップ 〜甘く苦い恋の記憶〜
…男の手でセーラー服のリボンを解かれる瞬間が、紫織は一番恥ずかしかった。

「…ああ…」
…数時間前までこの制服を着て、授業を受けていた教師の胸に抱かれるのだ…。
その背徳感に満ちた行為が、紫織を恥じらわせ…それを上回る仄暗い恍惚感をもたらせた…。

「…本当に…悪いことをしている気持ちになるよ…」
低く囁きながらセーラー服を脱がされ、ベビーピンクのキャミソール一枚にさせられる。

服を脱いだ藤木がゆっくりとその引き締まった身体を重ね、丹念に愛撫を繰り返す。
「…ああ…っ…は…あ…んっ…」
優しくショーツを脱がせ、紫織の薄紅色の花陰をじっくりと慣らす。
…藤木の長い指が花芯に触れ、奥から溢れ出る花蜜を掬い取るように動かす。
「…んんっ…あ…ああ…ん…」
砂糖菓子のように甘ったるい声が喉奥から漏れる。

甘美な悦楽の波が子宮の奥底から漣のように広がる…。
「…せんせ…」
紫織の潤んだ瞳が、誘うように藤木を見上げる。

藤木は素早くスキンを着け、ゆっくりと…やや焦らすように雄々しく兆した性器を挿入する。
「…ああ…っ…はい…っ…て…」
挿入の衝撃には、なかなか慣れることができない。
華奢な腰を抱えられ、最奥まで硬く昂りきった牡を突き入れられる。
「…んん…っ…はあ…ああ…」
長く艶やかな黒髪が、振り乱される。
…キャミソールは着せられたままだ。
藤木は紫織にキャミソールを着せたまま、性交することを好んだ。
肩のストラップをずらし、乳房を愛撫する。
…藤木に女にされて以来、紫織の透き通るように白く小振りだった乳房は、匂い立つような薄桃色に色づき、柔らかく豊かに実っていった。
藤木に触れられただけで、その可憐な珊瑚色の胸の尖りは硬くなり、感じてしまうようになったのだ。

「…可愛い…紫織…」
…すっかり、女になったね…。
感じやすくて、濡れやすい…。
…極上のからだだ…。
紅潮した薄い耳朶を噛まれ、淫らに囁かれ、紫織は身震いする。

「…はあ…ん…っ…ああ…い…いい…きもち…い…」

甘く濡れた吐息ごと口唇を奪われ、優しく命じられる。
「…紫織…もっと…もっと…僕を感じて…乱れて…」
抉るような…可憐な花を犯すような、抽送が始まる。
「…いや…ぁ…んん…っ…は…ああ…ん…せんせ…い…」
男が齎す力強い律動は、たちまち紫織を甘く温い快楽の沼へと、導いてゆくのだ…。




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