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異邦人の庭 〜secret garden〜
第13章 ミスオブ沙棗の涙 〜初恋のゆくえ〜
政彦の書斎の灯りは、今夜も琥珀色の光を放っていた。
外から見るそれは、まるで大海原から臨む灯台の灯りのようだ。
…遠くを旅し、ようやく故郷に辿り着いた船乗りがほっと安堵するような暖かな灯り…。

…けれど…

紫織は口唇を引き結ぶ。

…私に、あの灯台に帰る資格はあるのだろうか…。

哀しげに俯く。

…もう、その資格はないのかもしれないけれど…。

…けれど…私は…

俯いた貌を前に上げ、紫織は玄関の重い扉を押し開いた。

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