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異邦人の庭 〜secret garden〜
第13章 ミスオブ沙棗の涙 〜初恋のゆくえ〜
「…ああ…ん…っ…」
掠れた声で啼く紫織の脚を、政彦の引き締まった太腿が割り開く。
琥珀色の灯りのもと、紫織のしっとりと花の蜜に濡れた花陰が露わになる。

長く節のしっかりした男らしい指が、その花園にそっと忍び込む。

「ああっ…!…や…あ…ん…っ…」
男の指が淫らな蜜を絡め取るようにしなやかに蠢き始める。

「…は…ああ…っ…んん…」
甘く濡れた喘ぎ声が、その桜色の口唇から零れ落ちる…。

「…ああ…。
いやらしいね…紫織…。
もうこんなに濡れて…」

…こんな意地悪な言い方も、いつもの政彦はしなかったはずだ…。
そもそも、紫織の恥ずかしい秘められた場所をこんなふうに熱く凝視したりはしない。

「…い…や…そんな…」
いやいやをする紫織を、政彦は優しく嬲る。
「…嬉しいよ…。
僕がすることで、こんなに素直に感じてくれて…」
そう言いながら、政彦はさらりとバスローブを脱ぎ捨てた。

…その下から現れた夫の裸体に、紫織は思わず息を呑んだ。

象牙色の滑らかな肌、引き締まりほどよい筋肉が付いたその身体には贅肉は僅かにも見られない。
毎週ジムやテニスで汗を流す政彦は、凡そ世間の中年男性の身体からは程遠い鍛えられた均整のとれた体型をしていた。

…政彦さんはこんなにも逞しく…美しい身体をしていたのかしら…。


…そして、何より紫織を驚愕させたのは、滑らかな下腹部…黒黒とした下生えの元に屹立する雄々しくも禍々しいほどにその存在を誇示している性器であった…。

「…君が欲しくて、こうなってる…」
熱い囁きとともに、政彦の手が紫織の手をその堅く勃ち上がった牡に導く。
…そんなことも、真綿に包むように大切に扱われてきた紫織には新鮮な驚きだった…。

「…んんっ…あ…あぁ…」

夫の牡は火傷しそうに熱く…紫織の華奢な手には余るほどに長大であった…。

「…あぁ…熱…い…おおき…い…っ…」

…はしたない淫らな言葉を、呟かずにはいられなかったのだ…。
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