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異邦人の庭 〜secret garden〜
第15章 カーネーション・リリー・リリー・ローズ
「…本当に…両親には感謝しています。
授業料は少しずつ、両親に返します」

…毎月少しずつでも返金しよう。
紗耶は学生課を辞したのち、心に決めたのだ。

「ふうん。
じゃああとは、住む家とバイトだけだね」
…ならさ
と、アネゴはさらりと続けた。

「ここに住めばいいじゃん?」
「…え?」
紗耶は眼を見張った。

「見ての通りここは一軒家で、部屋はたくさん余ってるんだよ。
シェアハウスしてもいいなあって思ってたんだけど…女の子であたしのズボラなかっ飛んだ性格を我慢できて、夜中に楽器弾いても迷惑がらなくて、気の合うひと…て、意外にいなくてさあ。
…その点、サーヤならバッチリ!
あんた、きちんとしてるけど他人に寛容だし。
…あ、家賃はあたしもタダで住まわして貰っているから、いらないよ。
その代わり、大家の親戚のおばあちゃんのお世話と話し相手を一緒にしてもらえるかな?
あたし、朝弱いから朝早くのゴミ出しとか病院の付き添いとか遅刻しがちでさあ。
サーヤが手伝ってくれたら助かるんだけ…」

「よろしくお願いいたします!」

紗耶はアネゴの言葉を最後まで聞かずに、勢いよく頭を下げていた。

「私、一生懸命色々お手伝いいたします!
なんでもします!
だから、シェアハウスさせてください!」
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