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異邦人の庭 〜secret garden〜
第17章 secret garden 〜永遠の庭〜
「…風間様。
私までお招きに預かりまして、ありがとうございます」
恭しく優雅に一礼する所作は、大貴族の屋敷を取り仕切っていた伝説の美貌の執事の姿、そのものだ。

「会えて嬉しいよ。月城さん。
今日はゆっくりしていってくれ。
今、庭でランチを摂ろうとキッチンメイドが準備をしているんだ。
フィッシュパイもありがたくご馳走になるよ。
百合子もまもなく来るだろう」
風間は親愛の握手のための手を差し伸べる。

「…恐れ入ります」
月城はいつも一瞬の間のあと、謙虚に手を差し出し握手を交わす。
…彼は執事の身分を解かれた今もやはり風間に敬意を示すことを忘れない。
暁に対してもそうだ。
他人の前ではその敬意を示すかのように、尊敬語で丁重に話しをしている。
知らない人が見たら、彼らは主従関係にあるのだと思うだろう。
…もっとも、寝台の中ではどうなのかまでは、風間は知らない。

けれど、秘められた閨の中では恐らくはその主従関係は逆転するのではないかと、風間には容易に想像できた。

…なぜなら…




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