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異邦人の庭 〜secret garden〜
第17章 secret garden 〜永遠の庭〜
「…嘘…!…私、そばかすだらけで…疲れて…髪も艶がないし…。
服だって…領事館のひとが見るに見かねてカンパしてくれた服で…私…きっと埃だらけで汗臭いし…」
身悶えながら首を振る娘が愛おしい。
「…いい匂いだよ…。
紗耶、きみの匂いがする…。
カモミールのような…菫のような…良い匂いだ…。
紗耶…綺麗だ…。
世界で一番…紗耶…」
形の良い白い顎を持ち上げ、愛の言葉を告げる。
「…愛している…」
紗耶の長く濃い睫毛が羞恥と驚きに見開かれる。
「…せんせ…」
…そのまま、震える可憐な桜色の口唇を大胆に奪う。
「…んっ…」
ミシェルと瑠璃子から再び歓声が上がる。
「プロフェッサーも男だったんだな」
「まあ…!なんてロマンチック!」
「…愛している…紗耶…。
…もう、離さない…」
力を込め、紗耶を掻き抱く。
「…あ…」
掠れた声が上がる。
…不意に、腕の中の紗耶の身体の力がまるで綿菓子のように心許なくなる。
そのまま、するりと腕からすり抜けようとする紗耶を慌てて掬い上げる。
「紗耶⁈」
…紗耶は、気を失っていた。
服だって…領事館のひとが見るに見かねてカンパしてくれた服で…私…きっと埃だらけで汗臭いし…」
身悶えながら首を振る娘が愛おしい。
「…いい匂いだよ…。
紗耶、きみの匂いがする…。
カモミールのような…菫のような…良い匂いだ…。
紗耶…綺麗だ…。
世界で一番…紗耶…」
形の良い白い顎を持ち上げ、愛の言葉を告げる。
「…愛している…」
紗耶の長く濃い睫毛が羞恥と驚きに見開かれる。
「…せんせ…」
…そのまま、震える可憐な桜色の口唇を大胆に奪う。
「…んっ…」
ミシェルと瑠璃子から再び歓声が上がる。
「プロフェッサーも男だったんだな」
「まあ…!なんてロマンチック!」
「…愛している…紗耶…。
…もう、離さない…」
力を込め、紗耶を掻き抱く。
「…あ…」
掠れた声が上がる。
…不意に、腕の中の紗耶の身体の力がまるで綿菓子のように心許なくなる。
そのまま、するりと腕からすり抜けようとする紗耶を慌てて掬い上げる。
「紗耶⁈」
…紗耶は、気を失っていた。