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妖女な幼女【完結】
第5章 オヤジと女の子が出した方針
オヤジと女の子が出した方針
「…じゃあ、ユキコちゃんは、あと1年、今の状況を我慢する。それで、その後、まだ続くようだったら学校の先生に話して、場合によっては児童相談所とか教育委員会に行くつもりなんだね?」
「はい。やはりお母さんも、私を抱えて苦労しているのは知っていますから…。私のこと、憎いとかはないはずです。煙草の火を押し付けるとか、そこまで今まで一度もないですし、いつも定規で叩かれるだけですから…。でも、もう人を騙して声をかけるのはやりません。お母さんにも、ちゃんと言います。おじさんに告白して、やっとその気持ちが持てたんです」
「ユキコちゃん…。あのさ…、それで、定規で叩かれるって言っても、どの程度なんだろう。あざになってるとか、それとも、ちょっと腫れるだけですぐに消えちゃうのかな…」
「微妙です。今朝ぶたれたとこは、まだ腫れてると思います」
「どうなんだろうか…。こう言うのって、証拠として残しておいた方がいいんじゃないかな」
「はい。じゃあ…、とりあえず、今日のは背中なんで、見てくれますか?それで、写真に撮ってください」
ここでユキコは立ちあがり、Tシャツを捲ろうとしている‥。
***
「ちょっと、待って。おじさんは他人の男だよ。できないよ」
「私…、他の人にはお母さんのこととか、一切話してないんです。おじさんだけなんですよ。無理です、他の人は…。信用できないんです…。だから、おじさんにしか頼めないんですよ!」
ユキコは訴えるように、やや声を荒げた。
瞳はうっすらと潤んでいた。
S氏は彼女が”叫ぶ”姿を初めて目にして、決心するのだった…。
***
「…じゃあ、ユキコちゃんは、あと1年、今の状況を我慢する。それで、その後、まだ続くようだったら学校の先生に話して、場合によっては児童相談所とか教育委員会に行くつもりなんだね?」
「はい。やはりお母さんも、私を抱えて苦労しているのは知っていますから…。私のこと、憎いとかはないはずです。煙草の火を押し付けるとか、そこまで今まで一度もないですし、いつも定規で叩かれるだけですから…。でも、もう人を騙して声をかけるのはやりません。お母さんにも、ちゃんと言います。おじさんに告白して、やっとその気持ちが持てたんです」
「ユキコちゃん…。あのさ…、それで、定規で叩かれるって言っても、どの程度なんだろう。あざになってるとか、それとも、ちょっと腫れるだけですぐに消えちゃうのかな…」
「微妙です。今朝ぶたれたとこは、まだ腫れてると思います」
「どうなんだろうか…。こう言うのって、証拠として残しておいた方がいいんじゃないかな」
「はい。じゃあ…、とりあえず、今日のは背中なんで、見てくれますか?それで、写真に撮ってください」
ここでユキコは立ちあがり、Tシャツを捲ろうとしている‥。
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「ちょっと、待って。おじさんは他人の男だよ。できないよ」
「私…、他の人にはお母さんのこととか、一切話してないんです。おじさんだけなんですよ。無理です、他の人は…。信用できないんです…。だから、おじさんにしか頼めないんですよ!」
ユキコは訴えるように、やや声を荒げた。
瞳はうっすらと潤んでいた。
S氏は彼女が”叫ぶ”姿を初めて目にして、決心するのだった…。
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