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sweet / 狂おしく咲く椿
第4章 初恋のため息
「あなたは凛さんの恋人ですか? 違うでしょう? ならあなたにそんな事言われる筋合いはありません」
むすっと不機嫌そうにワントーン下げて椿さんはサクラにそう言った
「あら? アタシたちは想いあってるのよ? アタシ、凛からバラの花を貰ったの、一本の赤いバラを。」
ふん、と鼻をならしながら アタシの方が上手なのよ と付けたし椿さんを手で払いのけ私に頬ずりした。
「え、えと…サクラあのね実は…」
苦笑を浮かべサクラを見上げた
「ンン? キスが欲しいの?」
見上げた私の頬に手を添えにやりと笑うサクラ。
「っ、違…ッ……‼」