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リップ・エレクト【完結】
第2章 約束に向かって…♡
彼女の唇
「いやあ…、これはサイコーだ!素晴らしい…」
「やだあ…、恥ずかしいわ。そんなに食い入るように見て…」
”即興カメラマン”のトシヤがスマホ画面に目を落としながら、何ともな褒め口上を呟くと、年上の女上司は思わず顔を赤らめた。
「今送信しました。どうです?自分でも見ほれるくらい、ステキな唇でしょう?」
「ああ…、でも、何て言っていいのか…」
アキは照れくさくて言葉がスムーズに出なかった。
だが、手元のスマホに移った目の前のレジェンヌを塗ったマイ唇には、食い入るような視線を落としていた。
「いやらしい言い方かもしれないが、レジェンヌ売りこみには、男性視線からの”惚れ惚れ”を独占ってアンダーコンセプトを含有させたいんです」
「ふふふ‥、まあ、殿方”需要”視点からしたら、そこは”王道”のような気がするけど…」
”うーん、さらっと流してくれるじゃん。そんなら、ここはひとカマだ…”
「イメージとしては、横たわっていたキャップ付きレジェンヌのリップを”起てる”。…キャップを外す。そしてむき出しになった微妙な肌感覚色の数センチ突起が素直に上空を向く…。そんなビジュアルが脳裏で然るべきモノの状態とコラージュです。そこまでイメージを馳せらせれば、従来の”王道”越えではないかと…」
「まあ!」
***
「いやあ…、これはサイコーだ!素晴らしい…」
「やだあ…、恥ずかしいわ。そんなに食い入るように見て…」
”即興カメラマン”のトシヤがスマホ画面に目を落としながら、何ともな褒め口上を呟くと、年上の女上司は思わず顔を赤らめた。
「今送信しました。どうです?自分でも見ほれるくらい、ステキな唇でしょう?」
「ああ…、でも、何て言っていいのか…」
アキは照れくさくて言葉がスムーズに出なかった。
だが、手元のスマホに移った目の前のレジェンヌを塗ったマイ唇には、食い入るような視線を落としていた。
「いやらしい言い方かもしれないが、レジェンヌ売りこみには、男性視線からの”惚れ惚れ”を独占ってアンダーコンセプトを含有させたいんです」
「ふふふ‥、まあ、殿方”需要”視点からしたら、そこは”王道”のような気がするけど…」
”うーん、さらっと流してくれるじゃん。そんなら、ここはひとカマだ…”
「イメージとしては、横たわっていたキャップ付きレジェンヌのリップを”起てる”。…キャップを外す。そしてむき出しになった微妙な肌感覚色の数センチ突起が素直に上空を向く…。そんなビジュアルが脳裏で然るべきモノの状態とコラージュです。そこまでイメージを馳せらせれば、従来の”王道”越えではないかと…」
「まあ!」
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