この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リップ・エレクト【完結】
第2章 約束に向かって…♡
「課長…、へへへ…、”ココ”は今回の風間案からは外してありますからとりあえずご安心を。でも、そんな潜在イメージの誘い歌もさらりとテイストって主旨はご理解いただけますか?」


「あくまで抽象的な広義でってことでなら…。そこは可としましょう」


”うわー、大したタマだわ、この女上司…。よし、本題に戻るか…”


「で、ですね…、要は、”このショットポーズ”をメインビジュアルにハメたいんです」


「風間君…、その狙いとコンセプト、聞かせてもらうわ」


「はい…。このレジェンヌは課長が企画段階から、ピンクと肌色と薄オレンジを帯びた淡い色彩、そこにほのかな柑橘系の匂いのマッチングをモチーフにして、さらに目に訴えるテカり感という濃厚テイストも添える、従来にないフュージョニックなアピールを内包した変身ツールのリップってのがベースでしたよね?」


「ええ。その通りよ…。それで…?」


ここに来て、二人の問答は弾けるリズム感を発するかのようだった。



***


「僕…、自分の唇に塗って、自我撮りした画像を拡大やトリミングしたりして、多角度でそのビジュアルがどう”受け手”に発するか、いろいろ考えてみたんです。その結果、このリップが映える唇の素材は”厚手”だろうと…」


「風間君!それって、いわゆるタラコ唇の女性ってこと?」


「そうです!今、課長の”レジェンヌ後”の唇をまざまざと見させてもらって、確信できました。このリップの先行マーケティングでは、思い切って、”厚手”の女性をアピールターゲットに据えてしてみたらと。これ…、それなりのウェーブを埋めるんじゃないかって…」


「…」


アキは衝撃を受けた。
そして彼女自身、明らかにタラコ唇だったのだ…。


***


/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ