この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
飛べないあの子
第4章 刻まれるキス
慧の唇が冷たくてドキリとする。
体を引いて離れようとした凛の背中に手を回して、慧が引き寄せる。
慧がわずかに口を開いて、唇で凛の唇を優しく挟むようにキスを繰り返す。
ハリがあって弾力のある唇の感触は、清潔感のある慧のイメージそのままだとぼんやり思う。
凛も慧の唇の感触を感じたいと思い、同じようにキスを返す。
ヌ・・・・・・と舌が入り込んで凛は体を硬くした。
慧の舌が凛の舌を捕える。
慧の舌先がツツ・・・・・・と凛の舌の側面をなぞる。
首筋がゾクゾクゾク!として、凛はハッとした。
慧からパッと離れる。
握った右手で口を隠す。
「西辻くん・・・・・・ごめん。私、すっかり忘れてたんだけど・・・・・」
「・・・・・・何?」
慧はキスを中断されて不機嫌そうに言った。
「私、お酒を飲むと、びん・・・・・・」
敏感になると言おうとして慌ててやめた。
「その、神経が・・・・・冴えわたるというか・・・・・」
「敏感になる?」
「・・・・・・・・」
「つまり、今は敏感な状態なんだ」
慧はクスリと笑うと、頬から首筋へと鼻でスリスリと撫でた。
それだけで全身がぞわぞわしてくる。
「・・・・・・・っ」
凛は肩をすくめて慧の腕を掴んだ。
慧がもう一度唇を合わせる。
慧の舌がゆっくりと撫でるように凛の舌を移動する。
敏感なところを探しているみたいだった。
「んンっ・・・・・・・」
凛の背中から腕や下半身へとゾクゾクしたものが何度も走り抜ける。
慧のキスがどんどん激しくなってくる。
慧の舌先が触れる部分が次々と性感帯になっていくみたいに、いちいち官能が刺激されてしまう。
凛の足がカクカクと震えて立っているのもやっとだった。
慧の体にしがみつく。
「はぁ・・・・・・・んぅ・・・・・・。西辻く・・・・・・・」
慧の舌先が上顎をツツ・・・・・と移動する。
ゾクゾクゾク!っと指の先まで肌が泡立つようだった。
「んぁ・・・・・・!あ・・・・・・っ!」
一生懸命喘ぎ声を抑えるが、体はどうしてもビクビク!と震えてしまう。
慧が唇を離して凛を見つめた。
「なんだよ、もー・・・・・・。キスだけでエロすぎるって・・・・・・」
「だ、だから、敏感になっちゃうって・・・・・・。今日はもう、やめておいた方が・・・・・・」
「いやだ。もっとしたい」
慧は凛の手を引いて歩き出した。
体を引いて離れようとした凛の背中に手を回して、慧が引き寄せる。
慧がわずかに口を開いて、唇で凛の唇を優しく挟むようにキスを繰り返す。
ハリがあって弾力のある唇の感触は、清潔感のある慧のイメージそのままだとぼんやり思う。
凛も慧の唇の感触を感じたいと思い、同じようにキスを返す。
ヌ・・・・・・と舌が入り込んで凛は体を硬くした。
慧の舌が凛の舌を捕える。
慧の舌先がツツ・・・・・・と凛の舌の側面をなぞる。
首筋がゾクゾクゾク!として、凛はハッとした。
慧からパッと離れる。
握った右手で口を隠す。
「西辻くん・・・・・・ごめん。私、すっかり忘れてたんだけど・・・・・」
「・・・・・・何?」
慧はキスを中断されて不機嫌そうに言った。
「私、お酒を飲むと、びん・・・・・・」
敏感になると言おうとして慌ててやめた。
「その、神経が・・・・・冴えわたるというか・・・・・」
「敏感になる?」
「・・・・・・・・」
「つまり、今は敏感な状態なんだ」
慧はクスリと笑うと、頬から首筋へと鼻でスリスリと撫でた。
それだけで全身がぞわぞわしてくる。
「・・・・・・・っ」
凛は肩をすくめて慧の腕を掴んだ。
慧がもう一度唇を合わせる。
慧の舌がゆっくりと撫でるように凛の舌を移動する。
敏感なところを探しているみたいだった。
「んンっ・・・・・・・」
凛の背中から腕や下半身へとゾクゾクしたものが何度も走り抜ける。
慧のキスがどんどん激しくなってくる。
慧の舌先が触れる部分が次々と性感帯になっていくみたいに、いちいち官能が刺激されてしまう。
凛の足がカクカクと震えて立っているのもやっとだった。
慧の体にしがみつく。
「はぁ・・・・・・・んぅ・・・・・・。西辻く・・・・・・・」
慧の舌先が上顎をツツ・・・・・と移動する。
ゾクゾクゾク!っと指の先まで肌が泡立つようだった。
「んぁ・・・・・・!あ・・・・・・っ!」
一生懸命喘ぎ声を抑えるが、体はどうしてもビクビク!と震えてしまう。
慧が唇を離して凛を見つめた。
「なんだよ、もー・・・・・・。キスだけでエロすぎるって・・・・・・」
「だ、だから、敏感になっちゃうって・・・・・・。今日はもう、やめておいた方が・・・・・・」
「いやだ。もっとしたい」
慧は凛の手を引いて歩き出した。