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飛べないあの子
第4章 刻まれるキス
凛が手を上げて満面の笑みで喜んでいるのを見て、慧は我慢出来ずに身を乗り出してキスした。

「・・・・・・・・!」

慧はすぐに舌で凛の舌を探った。
凛と自分の体の間にあるクッションが邪魔だったが、凛はがっしりと掴んで離さない。

「ん・・・・・・・」

凛の小さく薄い舌を慧は気に入っていた。その可愛らしい舌でなぞられると、みぞおちあたりがキュッと締め付けられる。

慧は目を開けて凛の様子を伺いながら舌を絡ませる。
間近に伏せられた凛の長く濃い睫毛が見える。

「ん・・・・・・・んん・・・・・・・。・・・・・・・・」

さすがに前回のようには反応しないが、キスの合間の吐息で官能が刺激されているのがわかる。

慧は凛の肌に触れたくて、凛の頬に手を当てた。
中指で頬から首筋をツツ・・・・・・となぞる。

「・・・・・・・・っ」

凛がピクンと反応する。
慧は畳みかけるようにキスした。自然と上半身が重なり合う。
凛の唇の感触を、唇と舌と歯で味わう。
指先で凛の耳をつー・・・・となぞると凛が首をすくめた。

親指と中指で優しく耳を挟んで撫でる。ピアスが一番柔らかな場所の中心にあって、忌々しく思う。
その柔らかさを舌で感じたいと思い、慧は唇を離した。

凛は恥ずかしそうに目を伏せて、キスが終わったと思ったのか、上体を起こそうとした。
慧は凛を押し倒したまま、耳たぶを側面から舐めた。

「えっ・・・・・・!?」

凛は耳を愛撫されると思っていなかったようで、慧の腕を掴んで体を遠ざけようとしている。
慧は凛を抑えつけて、耳の内側にある突起を舌で舐めた。

「ひゃぁ・・・・・・っ!」

耳珠という、耳のクリトリスといわれている部分を舐めたら、凛がどんな反応をするか見てみたかった。

「ま、待って・・・・・!」

凛は逃げるようにソファの端まで遠ざかってしまった。

「何?」
「キ、キスまでしかしないって・・・・・・」
「キスまでしかしてないよ」
「・・・・・・・・・」

凛の頭の中で『‘キスまで’の定義とは?』という疑問が渦巻いているのが予想できて思わず笑ってしまう。
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