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僕とあかりの愛の道
第3章 中出しへのノルマ
「意外とアブノーマルっすよね、西原さんも。溜めてるんですよ僕は」

「ほう、じゃあ楽しみにしてるからな。”ココ”が元気なとこ見せてよ」

あかりは不敵な笑みを浮かべると僕の股間を撫でるようにタッチしてくる。

くそ、反応してしまう。あかりの猛烈な手淫を思い出してしまうからやめてほしい。耐えきれない。

だが、僕は込み上げる性欲を何とか抑えた。意外と、2日オナ禁すれば性欲の抑え込みが上手くいくようになるのは僕の経験則だ。

「明日は最終日だからな!頑張れよ!」

「ほい…」

僕は触られた直後、急激に膨張した股間を隠すように後ろを向いた。

だが、去り際のあかりは察しているように笑っていた。いや、狙っていたのだ。

「抑えろ抑えろ、大丈夫だ。明日やり切れば、来週提示される結果はきっと良い物になる」

…………

こうして、最終日を迎えた。

僕は朝早くに出勤し、やる気満々で迎えた。むしろノルマ達成に向けて性欲すら忘れている状態だった。

その日は受付を担当しているあかりが休みだったから、1位の先輩が代わりに受付を担当していた。

チャンス!これはまたとないと意気込んだのだが…

「やべえ…」

感触は散々だった。今日はそもそも客足が少なく、売上も乏しい。

2、3人程にしかサービスを提供することが出来なかった。

「マジでヤバイな…これ、先輩受付してたけど、無理だろ、流石に…」

俺はその最終日、落胆していた。あかりに中出したいと願う気持ちがここまでさせていたのだ。当然だった。

だがそれらも、一周まわってバカらしく感じていた。別に関係が切れるわけじゃないのだ。そうやって開き直るしかない。

「まぁ来週頭になるまで分からないか」

その日は渋々残り番の仕事を済ませて家路に付いた。

次の日は定休日。一日中複雑な気持ちで過ごすばかりで、僕は運命の日を待つしか無かった。
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