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夏だ!裸島へ行こう!
第6章 高3カツキ(VS中3てるみ)
いや、リアルにはそういうタイプの女子は、いるにはいるが、そもそもこの裸島に申し込んでいるかどうかが怪しい。

この裸島システムというのは、一見、誰でも気軽にセックスライフを楽しめる、性欲を処理できると銘打っているが、その内実は、イケメンと美少女だけがそれにありつけるということになっている。
まず、女子が男子を選ぶシステムではあるが、選ばれた男子は当然女子のプロフとプロモを見る。そしてエロい美少女に対してだけ、OKが返される。
無法の海岸通りや夜の中央センターに行くと、その傾向がさらに加速する。スタイルの良い美少女に男子たちの注目が集まり、超絶イケメンに女子たちが群がる。
けっきょく、ブ男ブ女には、機会がほとんどめぐってこないのである。
「誰でもいいから、犯して、輪姦して!」
みたいな、おかしな男子女子が現れない限り。

カツキの好きなタイプは、いわゆるブ女。
ちなみにカツキは、美少女顔が苦手で、田舎ぼったい不美人が好きというから、さらにレア度が高くなる。
ブ女という自覚がある女子は、そもそもこの裸島に申し込んでいない。

しかし、そんなカツキに、救世主が現れることになる。
裸島3日目の早朝。
ふ頭に、小型のヨットみたいな船がひそかに到着した。
その船には、いわゆるブサイク顔、ブサイク体の女子が3人、乗っていた。内訳は、高2が1名、高1が1名、そして中3が1名。
彼女たちは、男子とどうしてもセックスがやりたくてやりたくてたまらず、追加募集に応じて申し込んでしまったのである。
ただ、彼女たちは、あきらめ顔であった。
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