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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第24章 【第二十四話】巻き込む魔王さま
 それでも表情が晴れないセラフィーナに、ルードヴィグは頭を撫でた。

「そんなに二人を疑うな」
「……ん」
「って、疑ってたのか!」

 セラフィーナは怖い。
 自分に価値があるとはやはり思えず、いつかそのことに気がつかれて刃を向けられるのでは……と。

「そのときは俺が返り討ちしてやるから心配するな」
「……ん」

 セラフィーナがルードヴィグのお食事係である限り、ルードヴィグはきっと、護ってくれる。
 セラフィーナは自分にそう言い聞かせた。

 その日は書類仕事に追われたが、明日の予定のことを考えると明日に回せないのですべて終わらせた。
 仕事を終えて、部屋へ戻る。
 すぐに夕食が用意されて、いつものように並んで食べた。

「ルード」
「どうした?」
「一緒に湯あみ」
「それは誘ってるのか?」
「ん」
「まったくもってけしからん!」

 ルードヴィグはセラフィーナを担ぎ上げると、浴室へと向かった。
 脱衣場でルードヴィグはセラフィーナを床に降ろし、唇を重ねた。

「ん」

 セラフィーナはルードヴィグの首に腕を回し、積極的にキスをした。

「どうした?」

 甘えてくるセラフィーナはかわいいが、違和感を覚えたルードヴィグは疑問を口にした。

「ルードが欲しい」
「ずいぶんと積極的だが、どうした?」
「ん、淋しい」

 どこで淋しさを感じたのか分からないが、自分の感情をあらわにするセラフィーナは珍しい。よほど淋しく思っているようだ。

「ルードとアーベル、仲良し」
「まぁ、幼なじみだからな」
「美味しい?」
「セラの質問の意味が分からないんだが」
「ルードはアーベルと食事する?」
「普通に飯は食うが、俺はアーベルで魔力補給はしないぞ」
「ん」

 ようやくセラフィーナの言いたいことが分かったルードヴィグは、がくりと肩を落とした。

「魔族の中には同性で魔力補給をする者がいるらしいが、俺は違うぞ」
「よかった」
「セラフィーナがいいに決まっている」

 そう言うとルードヴィグはセラフィーナの服を一枚ずつ剥ぐように脱がしていく。

「相変わらずセラフィーナの胸は気持ちがいいな」

 裸になったセラフィーナの胸を両手で包み、ルードヴィグはその感触を堪能する。

「んっ」
「感じるか?」
「ん」
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