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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第28章 【第二十八話】覚悟

* * * * *
それから二人は一緒に書類仕事をこなし、有力者と会談をしたり、視察をしたりした。
魔族の間では仲の良い夫婦と認められ始めていた。
とはいえ、ミカルのような外部から血を入れるべきだと主張する者がいれば、逆にそれは許せないと主張する者もいた。
どちらかといえば、外から血を入れるなと主張する派閥の方が主力で、過激である。
そればかりか、セラフィーナの母の問題もある。
あまり気が抜けない日々は続いていた。
レンナントとエドヴァルドが偽侍女とともに王国へ赴き、面会を求めたという情報から半年が経ったところで、話が急に進展した。
「偽侍女が死体で発見された?」
「はい。妃と三人の面会が行われた次の日に、レンナントとエドヴァルドが滞在していた屋敷の前に偽侍女の死体がバラバラにされて置かれていたとのこと」
タイミング的にどう考えてもセラフィーナの母が命じたとしか思えない。
「妃から『こうなりたくなければ、セラさまを殺せ』と言われたようですね」
「許せない。殺す」
「いや待て。色々と問題が」
「ルード、私をあの人のところに連れて行って。私が直接、手を下す」
血の気が多いセラフィーナにルードヴィグは頭を抱えた。
「とにかく、落ち着け」
「こうしている間にも、レンナントとエドヴァルドが!」
「それは心配ない。あの二人を殺したら、セラを殺す機会をあちらは失う」
「それなら!」
「だから待てと。アーベル、準備はできているか?」
ルードヴィグの質問に、アーベルはかなりしかめっ面をした。
「とっくに出来てますが、本当に実行に移すんですか?」
なんのことか分からないのは、セラフィーナだけのようだ。
「セラフィーナ、ひとつだけ質問する」
「ん」
「覚悟はできているか?」
それから二人は一緒に書類仕事をこなし、有力者と会談をしたり、視察をしたりした。
魔族の間では仲の良い夫婦と認められ始めていた。
とはいえ、ミカルのような外部から血を入れるべきだと主張する者がいれば、逆にそれは許せないと主張する者もいた。
どちらかといえば、外から血を入れるなと主張する派閥の方が主力で、過激である。
そればかりか、セラフィーナの母の問題もある。
あまり気が抜けない日々は続いていた。
レンナントとエドヴァルドが偽侍女とともに王国へ赴き、面会を求めたという情報から半年が経ったところで、話が急に進展した。
「偽侍女が死体で発見された?」
「はい。妃と三人の面会が行われた次の日に、レンナントとエドヴァルドが滞在していた屋敷の前に偽侍女の死体がバラバラにされて置かれていたとのこと」
タイミング的にどう考えてもセラフィーナの母が命じたとしか思えない。
「妃から『こうなりたくなければ、セラさまを殺せ』と言われたようですね」
「許せない。殺す」
「いや待て。色々と問題が」
「ルード、私をあの人のところに連れて行って。私が直接、手を下す」
血の気が多いセラフィーナにルードヴィグは頭を抱えた。
「とにかく、落ち着け」
「こうしている間にも、レンナントとエドヴァルドが!」
「それは心配ない。あの二人を殺したら、セラを殺す機会をあちらは失う」
「それなら!」
「だから待てと。アーベル、準備はできているか?」
ルードヴィグの質問に、アーベルはかなりしかめっ面をした。
「とっくに出来てますが、本当に実行に移すんですか?」
なんのことか分からないのは、セラフィーナだけのようだ。
「セラフィーナ、ひとつだけ質問する」
「ん」
「覚悟はできているか?」

