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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第37章 【番外編:二】セラさまは罪深い

二日目、三日目と仕事内容を教えてもらい、見よう見まねで作業をする。
だいぶ慣れたけれど、それでも、魔法を使えばすぐに終わることを、ちまちまと手作業ですすめることにストレスが溜まる。
この間、まだセラさまとは会えていない。
四日目と五日目は休みがもらえたので、イェリンは一人で街に出た。
ストレスが溜まって、ムシャクシャする。とにかく、誰でもいいからヤリたくて仕方がない。
そんなことを思っていたところ、声を掛けられたから、ついていく。
どこかに入るのかと思ったら、脇道に連れ込まれ、複数の男に囲まれた。
「な、に?」
「廻していいのか?」
「いいぜ。ただし、ナカには出すなよ」
「分かってる」
「なかなかいい魔力持ちじゃん」
あっという間に下半身を脱がされ、複数の男たちに蹂躙された。前戯もなく、いきなり突っ込まれた。初めてではないとはいえ、さすがにこれは痛い。しかも気持ち良くないどころか、気分が悪い。魔力もまったく回復しない。
だが、男たちは違ったようで、イェリンを何度も犯した。
こんな状況だったが、男たちはルールは守ってくれたようで、ナカには出されなかった。
ボロボロになって城の部屋に戻り、五日目は外に出る気にならず、引きこもった。
六日目、ようやくセラさまとの面会となった。
白金の髪に紫の瞳の、穢れを知らない無垢な見た目。
イェリンがあんな目に遭っている間もなにも知らず、か弱いくせに魔王さまの寵愛を一心に受けている存在。
だんだん腹が立ってきた。
「ん、ケガ」
最初、なんと言われているのか分からなかった。
「エレン」
「はい」
「ケガ」
そう言って、イェリンの腕を指した。
「セラフィーナさま、これくらい大丈夫ですわ」
「駄目。手当てして」
エレンが言うとおり、本当に些細などうでもよい、放っておいても自然に治る程度のかすり傷。
「いいです」
イェリンも治療を拒否したが、セラさまは頑なに譲らなかった。
セラさまはイェリンの治療がされるまで動こうとはしなかったので、エレンとイェリンは仕方がなく、その小さな傷を手当てした。
セラさまはイェリンの傷が治療されたのを見届けると、満足して戻っていった。
「あの方がセラフィーナさまですわ」
「変な人」
「えぇ、そうですね」
だいぶ慣れたけれど、それでも、魔法を使えばすぐに終わることを、ちまちまと手作業ですすめることにストレスが溜まる。
この間、まだセラさまとは会えていない。
四日目と五日目は休みがもらえたので、イェリンは一人で街に出た。
ストレスが溜まって、ムシャクシャする。とにかく、誰でもいいからヤリたくて仕方がない。
そんなことを思っていたところ、声を掛けられたから、ついていく。
どこかに入るのかと思ったら、脇道に連れ込まれ、複数の男に囲まれた。
「な、に?」
「廻していいのか?」
「いいぜ。ただし、ナカには出すなよ」
「分かってる」
「なかなかいい魔力持ちじゃん」
あっという間に下半身を脱がされ、複数の男たちに蹂躙された。前戯もなく、いきなり突っ込まれた。初めてではないとはいえ、さすがにこれは痛い。しかも気持ち良くないどころか、気分が悪い。魔力もまったく回復しない。
だが、男たちは違ったようで、イェリンを何度も犯した。
こんな状況だったが、男たちはルールは守ってくれたようで、ナカには出されなかった。
ボロボロになって城の部屋に戻り、五日目は外に出る気にならず、引きこもった。
六日目、ようやくセラさまとの面会となった。
白金の髪に紫の瞳の、穢れを知らない無垢な見た目。
イェリンがあんな目に遭っている間もなにも知らず、か弱いくせに魔王さまの寵愛を一心に受けている存在。
だんだん腹が立ってきた。
「ん、ケガ」
最初、なんと言われているのか分からなかった。
「エレン」
「はい」
「ケガ」
そう言って、イェリンの腕を指した。
「セラフィーナさま、これくらい大丈夫ですわ」
「駄目。手当てして」
エレンが言うとおり、本当に些細などうでもよい、放っておいても自然に治る程度のかすり傷。
「いいです」
イェリンも治療を拒否したが、セラさまは頑なに譲らなかった。
セラさまはイェリンの治療がされるまで動こうとはしなかったので、エレンとイェリンは仕方がなく、その小さな傷を手当てした。
セラさまはイェリンの傷が治療されたのを見届けると、満足して戻っていった。
「あの方がセラフィーナさまですわ」
「変な人」
「えぇ、そうですね」

