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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第45章 七*魔族の個人情報保護とは?
それから二月も経たない頃。
【食事】をしているところに、アーベルがやってきた。
ちなみに、今日は久しぶりに魔族の知り合いに誘われて、魔力補給をしているところだった。ヴィクトルもようやくここまで回復していたのだ。
それにしても、前に自慰は見たくないと言ったくせに、人の情事に乗り込んでくるとは、おい、魔族の個人情報保護はどうなっている。
「ヴィクトル、そんなことをしている場合ではありませんよ」
「なんだよ、これからいいところだったのに」
「ケヴィンが妊娠したんですよ」
いや、ちょっと待て。
あいつはどこをどう見ても男だった。それに、セラフィーナさまがあそこをちょんぱして、使い物にならないはずだよな?
「とにかく、子どもの父親はだれだと大騒動になっているそうです。ヴィクトル、責任を果たしてきてください」
合体しようとしていたところを邪魔され、相手の女性はカンカンだ。
だけどヴィクトルはそれどころではない。
妊娠した?
とすれば、アルベルティーナしかいない。
だけど、とヴィクトルは思う。
「いや、おれが父親だと決まったわけじゃあ……」
「あなた以外とは性交渉をしていないと言ってますよ」
「ちょっとー。やらないのなら、帰ってよ」
ヴィクトルとアーベルは部屋から追い出された。
ヴィクトルなど中途半端に脱いだままという状態。
「とにかく、あなたの子なのですから、しっかり話し合って来てください」
今度はアーベルに強制連行をされ、久しぶりにケヴィンの部屋に赴いた。
今日はさすがに人払いをしてくれているらしく、部屋にはヴィクトルとケヴィンしかいない。
ちなみにアーベルはヴィクトルを引き渡すととっとと姿を消した。
せっかく出向いたというのに、ケヴィンは口を開こうとしない。だからヴィクトルが口火を切ることにした。
「ケヴィンが妊娠したと聞いたんだが」
「ぼくは妊娠しないよ。妊娠したのはアルベルティーナ」
予想どおりだった。
「あ、ヴィクトルは知らないだろうから先に言っておくけど、色々あったけど、ぼくが王になったからね」
「それはおめでとうございます」
【食事】をしているところに、アーベルがやってきた。
ちなみに、今日は久しぶりに魔族の知り合いに誘われて、魔力補給をしているところだった。ヴィクトルもようやくここまで回復していたのだ。
それにしても、前に自慰は見たくないと言ったくせに、人の情事に乗り込んでくるとは、おい、魔族の個人情報保護はどうなっている。
「ヴィクトル、そんなことをしている場合ではありませんよ」
「なんだよ、これからいいところだったのに」
「ケヴィンが妊娠したんですよ」
いや、ちょっと待て。
あいつはどこをどう見ても男だった。それに、セラフィーナさまがあそこをちょんぱして、使い物にならないはずだよな?
「とにかく、子どもの父親はだれだと大騒動になっているそうです。ヴィクトル、責任を果たしてきてください」
合体しようとしていたところを邪魔され、相手の女性はカンカンだ。
だけどヴィクトルはそれどころではない。
妊娠した?
とすれば、アルベルティーナしかいない。
だけど、とヴィクトルは思う。
「いや、おれが父親だと決まったわけじゃあ……」
「あなた以外とは性交渉をしていないと言ってますよ」
「ちょっとー。やらないのなら、帰ってよ」
ヴィクトルとアーベルは部屋から追い出された。
ヴィクトルなど中途半端に脱いだままという状態。
「とにかく、あなたの子なのですから、しっかり話し合って来てください」
今度はアーベルに強制連行をされ、久しぶりにケヴィンの部屋に赴いた。
今日はさすがに人払いをしてくれているらしく、部屋にはヴィクトルとケヴィンしかいない。
ちなみにアーベルはヴィクトルを引き渡すととっとと姿を消した。
せっかく出向いたというのに、ケヴィンは口を開こうとしない。だからヴィクトルが口火を切ることにした。
「ケヴィンが妊娠したと聞いたんだが」
「ぼくは妊娠しないよ。妊娠したのはアルベルティーナ」
予想どおりだった。
「あ、ヴィクトルは知らないだろうから先に言っておくけど、色々あったけど、ぼくが王になったからね」
「それはおめでとうございます」