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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第8章 【第八話】魔王さまの弱点
 性格が合わなくても、身体の相性がよければ結婚に至る者がいるほど、それは魔族にとって重要なものだった。

「身体の相性が悪ければ、最悪、死んでしまうからな」
「……そんな」
「蜜月で問題なければ、結婚する」
「じゃあ」

 アリシアはルードヴィグはえり好みしていると言っていたが、重要なことなのではないだろうか。

「ルードは今まで、そのぉ」
「気になるか?」
「……なる」
「勃起しなければ挿入できないからな」
「っ!」

 セラフィーナはさらに赤くなって、ルードヴィグを見た。

「セラがいなくなったら、俺は死ぬな」
「え?」
「俺の弱点はセラだ」

 そんなことないとセラフィーナは首を振ったが、ルードヴィグは真剣な表情でセラフィーナを見た。

「だからセラフィーナ、約束してくれ。自分は必要ないなんて、言わないと」
「私、必要なの?」
「少なくとも、俺にとってはいなくてはならない存在だ」

 その一言に、セラフィーナはルードヴィグに抱きついた。

「私、ルードに逢うために今まで生きてきたの?」
「そうだ」
「要らないって、言わない?」
「言うわけない」

 セラフィーナの瞳は揺れていたが、ルードヴィグがジッとのぞき込むと、その揺れはおさまった。

「だれかに言われたのか?」
「お城の人たちに」

 具体的な名前は挙がらなかったが、セラフィーナの様子を見ると、両親に言われたのかもしれない。現に、セラフィーナは両親と離れて暮らしている。

「そんな嫌なことは、忘れてしまえ」
「……うん」
「忘れるほど、気持ち良くさせてやる」
「ルード!」

 そうだ、今は蜜月なのだ。
 それにルードヴィグはとにかく魔力が枯渇していて、お腹が空いている。セラフィーナを気持ち良くさせて、美味しくいただきたい。

「服は無用だ。脱がすぞ」

 若干の抵抗はあったものの、セラフィーナの身につけていた服はすべて取り払われた。

 ルードヴィグはセラフィーナにキスをしながら素肌に手を這わせた。
 セラフィーナの肌は肌理(きめ)が細かく、触れているとそれだけで気持ちがいい。

「寝るのと食事のとき以外の時間はないと思え」
「え?」
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