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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第10章 【第十話】睡眠姦
 気持ちがいいけれど、決定的なものがない。
 緩やかに続く快感に、ルードヴィグはいつしか身体を起こし、セラフィーナに覆い被さっていた。

「セラ、セラ……」

 うわごとのようにセラフィーナの名前を呼びながら、太股に剛直を擦りつける。
 それでもセラフィーナは起きる気配がない。
 ルードヴィグも段々と大胆になってきて、セラフィーナを仰向けにして、股を開かせるとついにナカに押し込んだ。
 セラフィーナの腰は驚いたように跳ねたが、こんな刺激を与えても起きない。
 奥まで埋め込んでも起きないセラフィーナだったが、ルードヴィグは馴染ませるために腰を振った。
 するとセラフィーナのナカはそれに合わせてキュウキュウと締め付けてきた。
 まだ身体を重ねた回数は少ないが、セラフィーナのナカはすでにルードヴィグの形を覚えていて、絡みついて離そうとしない。
 こうしてみると、身体の相性は最高なのかもしれない。

 ルードヴィグはセラフィーナのナカを堪能するように、ゆるゆるとしか腰を動かしていなかった。
 腰を上下に揺すったり、擦ってみたり。抜いたり押し込んだり、ぐるりとかき回したり。
 ルードヴィグの動きに合わせてセラフィーナの口から甘い声が洩れているので、寝ながら感じているようだった。
 このゆったり感がルードヴィグにはほどよくて、気持ちが良い。魔力が回復していくのも感じる。

 セラフィーナは相変わらず眠っている。
 それでもしっかりとお食事係としてまっとうしている。
 セラフィーナが起きていれば、もっと気持ちが良くて色々と堪能できたのだろうが、今のこの状況もいい。

「セラ……」

 ルードヴィグはセラフィーナの最奥を突きながら、甘い吐息を吐き出した。

 それにしても、気持ちが良すぎる。
 身体を合わせるのが、こんなに気持ちいいものだとは思っていなかった。
 ずっとこのままであれば、どんなに幸せなのだろうか。
 そんなことを思いながら、ルードヴィグはセラフィーナのナカを堪能していた。

 ルードヴィグはセラフィーナが起きないのをいいことに、ナカを擦っては子胤を吐き出し、を繰り返した。
 ルードヴィグは気持ちが良すぎて止まらなかった。
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